キャッチコピーでブランディングを成功させる文章の書き方――言語戦略の技法
コピーライティング
  1. コピーライティングの本質をつかもう
  2. 小手先のテクニックで喜ぶな
  3. なぜ人は行動するのか
  4. 人を動かす要素――好奇心
  5. 人を動かす要素――信用
  6. 人を動かす要素――信頼
  7. 人を動かす要素――安心

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人を動かす要素――信用

●人が動くには「信用」が前提


人は、信用していないと、動きません。

当たり前のようですが、ここを意識していないと、まともなコピーライティングはできません。

話を信じてもらえなかったら、好奇心もへったくれもない。

好奇心が湧いてから信用するのではありません。話を信用するから、好奇心が湧くのです。

ツチノコという幻の蛇、ご存じですか?

胴体の真ん中あたりがずんぐりとふくらみ、動きが非常にすばやく、1メートルくらいジャンプする。

もはや蛇とは呼べませんね。

しかも、急いで移動するときには、自分の尻尾をくわえて輪っかになって転がるのだとか。

「おいおい、ウソだろ。この地球上のどこに、でんぐり返しする蛇がいるんだよ」と思う方もいらっしゃるでしょうが、なんとこの話、実話なんです。

私が小学3年生のときの、初めての「ツチノコ体験」について、聞いてください。

――と、この話、もちろん作り話です。

好奇心を刺激されましたか?

あまり?

まあそうでしょう。私と個人的につきあいがあって、信用に値する人物だと思ってくださっている人でも、「いくらなんでもツチノコはないだろう」というのが正直な思いでしょう。

いえいえ、ご心配なく。たとえそう思われても、気を悪くしたりしません。わざとやっているのですから。

つまり、話の内容が「信じられない」「はなっから信じていない」場合、たとえ興味深そうな語り方をしたとしても、「行動」につながるほどの好奇心を刺激することはできないのです。

人を動かすには、「信じさせる」ことが条件です。

詐欺師が人を騙すときもまったく同じ。

交渉や説得だって、まったく同じ。

言葉はそれぞれ違っても、「本質」は同じです。

話がウソだろうが本当だろうが、「本当だろう」と思ってもらわないかぎり、人は動きません。

では、「信じさせる」ための条件とは、何なのでしょうか。


次は、「信用」に似た言葉ですが意味が微妙に違う、「信頼」についてお話しします。


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