キャッチコピーでブランディングを成功させる文章の書き方――言語戦略の技法
コピーライティング
  1. コピーライティングの本質をつかもう
  2. 小手先のテクニックで喜ぶな
  3. なぜ人は行動するのか
  4. 人を動かす要素――好奇心
  5. 人を動かす要素――信用
  6. 人を動かす要素――信頼
  7. 人を動かす要素――安心

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  2. 売れるキャッチコピー、7つのチェックポイント
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人を動かす要素――安心

●「信頼」とは、すなわち「安心」


「信頼」は、「安心」を生みます。

「○○のことは、この人に任せておけば大丈夫」という安心です。

「安心」は、人を確実に動かす要素です。

ヤフーオークションで落札しても、実はオークション詐欺で、代金だけ取られて品物は届かないんじゃないか、と心配する人がいます。

確かに、オークションの出品者は、多くが「一般の方々」ですから、その懸念はあながち的はずれとはいえません。

しかし、アマゾンで本を買うときに、「もしかしたら代金だけ騙し取られるのでは」と不安になる人はいないでしょう。

アマゾンという企業を「信頼」しているので、「安心」して買います。

つまり、人を動かす必要条件としての「信頼」は、「安心」を生み出すための条件だったのです。

企業や本人の「信頼性」以外にも、人に「安心感」を与える要素はいくらでもあります。

たとえば、「本格派の英国紅茶サロン」と謳っているティールームがあったとする。

なんでも、最高においしい紅茶が飲めるだけでなく、音楽や絵画など質の高い芸術に触れながら、素敵なひとときを過ごすことができるというふれこみ。

しかし、ティールーム側がいくら「うちはすばらしいお店ですよ〜」と叫んだところで、「安心」にはつながりません。

叫べば叫ぶほど、だんだんと怪しくなってきます。「そこまで叫ばなきゃダメなのか?」と。

ところが、あなたのご友人がそのティールームを訪れたことがあって、絶賛していたとしたら、どうでしょう。

今度は「安心」して出かけていけますね。

他人――特に信頼に値する人物――による評価は、「安心」を生むのです。

「利用者の声」「お客様の声」を集めればいい、という話ではありませんから、勘違いしないでください。

数年前に、流行ったことがあるのです。小さなお店や会社が、必死に「お客様の声」を集め出した。

猫も杓子も「お客様の声」。

ところが、本質をつかんでいないから、「なんだ、ぜんぜん役に立たないじゃないか」とすぐにやめてしまった。

「お客様の声」そのものが悪いのではありません。「お客様の声さえ集めれば何とかなる」と、テクニックを過信してしまったのが敗因です。

本質は、「安心」です。

「安心」を与えることができれば、何でもいいのです。

「お客様の声」は、その中の一例に過ぎません。
「評価している人がこんなにいるなら、きっと信用して大丈夫だろう」と安心してもらえるのわけですが、「お客様の声さえ集めればOK」などと、小手先のテクニックで喜んでいてはいけません。

「お客様に安心していただくには」と、視点を高くして考えるのです。

本質は、「お客様の声」ではなくて「安心」です。

「うちは、どうしてお客様に安心してもらえないのか」
「どうしたら、もっと安心してもらえるか」
と考えてみてください。

店の外観、内装、接客スタッフの声、決済方法など、コピーライティングとは無関係なところにも、「安心」を生み出す要素はあります。

だから、「安心」が本質だと知っている人は、コピーを工夫するだけでなく、店内に植物を置いてみたり、クレジット決済を導入してみたり、ボイストレーニングでスタッフの声を改善したり、ウェブサイトなら個人情報等に関する記載を目立たせたり、と自然にいろいろ思いつくのです。

「で、具体的に何をやればいいの?」とテクニックを知りたがるのは、一兵士のすること。

「ご命令を」と待機している兵士の意識です。

あなたは兵士ではなく将軍なのですから、視点を高くして「本質」を求めてください。

「安心が行動を促す」という本質をつかんでいれば、答えは自ずから見つかります。

見つからなかったら、ご連絡ください。私が相談に乗れるかもしれません。

(コピーライティングの章はまだまだ続きますよ。お楽しみに)




ここまで順に読んでくださったあなたに感謝します。

よくぞ途中で投げることなく、お付き合いくださいました。

さて、そんな熱心なあなたのために、「言語戦略によるブランディング」という観点から、本一冊分ほどの文章を書きました。

言語戦略としては基礎レベルではありますが、何かお役に立てる内容もあると信じています。

かなり読み応えがありますから、ブックマークをしておいて、お時間のあるときにじっくりとお読みください。


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所長の齋藤です。キャッチコピーや文章に関するご相談なら、何でもどうぞ。



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